パチンコ・スロットは副業にできる?メリットとデメリットについて
仕事帰りや休日に、息抜きがてらパチンコやスロットで遊ぶ方も多いですよね。
専業の、いわゆるパチプロとまではいかずとも、「パチンコやスロットで副収入を得られたらいいのに」「パチンコやスロットで食費だけでも稼げたら楽なのに……」と思ったことが一度くらいはあるのではないでしょうか。
果たして、パチンコやスロットは副業として成立するのでしょうか?
賛否両論ある話題ですが、この記事ではパチンコやスロットを副業とするメリット・デメリットにスポットを当てながら考えてみたいと思います。
パチンコ・スロットを副業とするのは難しい
パチンコやスロットで副収入を得ることは可能です。なぜなら、パチンコやスロットで勝つことができれば、それが即収入に繋がるからです。
ただ、パチンコやスロットはいわゆるギャンブル。「勝ち」があれば当然「負け」も存在します。
パチンコやスロットは完全に運次第のギャンブルに思われるかもしれませんが、勝率をアップさせるには、専門知識や期待値計算をする力も必要となります。
知識がない状態でも趣味として遊ぶ分には大きな問題はないと思います。しかしパチンコやスロットを副業とする場合は、収支を確実にプラスにしなくてはなりません。
それぞれの台には当たりの確率があるので、相当数回せば収益に繋がるそうですが、必ず確率通りに当たるとも限りません。大当たりが出る頃には「手遅れ」になっている可能性もあるのです。
大赤字となる危険性もあるため、パチンコやスロットを副業とするのは、他の副業に比べリスクが大きいのではないかと思います。
パチンコ・スロットを副業にするメリット
いきなり「パチンコやスロットを副業とするのは難しい」と書きましたが、もちろんメリットもあります。
パチンコやスロットを副業にすることを検討している方は、メリットやデメリットについてよく理解した上で決めるようにしましょう。
(1)趣味の延長で副収入を得られる可能性がある
「パチンコやスロットが好き!」「趣味の延長で稼ぎたい!」という方にとって、パチンコやスロットが副業になるのはとても魅力的なことですよね。
趣味でパチンコやスロットを楽しんでいる方の中には、すでに勝つために必要な知識を習得している方もいるのではないでしょうか。
「副収入を得るために絶対負けられない!」という目的意識を持つことができるので、元々パチンコやスロットが趣味という方は、更にやりがいを感じながら取り組めるようになるかもしれません。
(2)ハイリターンが期待できる
パチンコやスロットで大当たりが出れば、一度に高額収入を得ることも可能です。これはパチンコやスロットに夢中になってしまう理由の一つですね。
パチンコやスロットは損をしてしまう可能性もありますが、勝った時にはハイリターンが期待できます。
(3)即金性が高い
パチンコやスロットは、勝てばその場ですぐお金を得ることができるというメリットがあります。これは他の副業ではあまりみられない特徴です。
稼働したその日に収入がアップするので、「今すぐお金が欲しい」という方にとっては非常に魅力的なのではないでしょうか。
パチンコ・スロットを副業とするデメリット
次に、パチンコやスロットを副業とするデメリットについて考えてみましょう。
(1)他の仕事に活かせるようなスキルが身につかない
副業をすることの魅力の一つは、本業で身に付けられないスキルを習得し、そのスキルをさらに本業に活かせるという点です。
パチンコやスロットで勝率を上げるには、優良な台を見極めるスキルや期待値計算をする力が必要です。しかしそれらの知識を身に付けても、その知識は他の仕事に活かすのが難しい、かなり限定的なものとなります。
そのため「仕事を通してスキルアップしたい!」という方にとって、パチンコやスロットは副業に適していないといえます。
(2)赤字になる可能性がある
パチンコやスロットなどのギャンブルが原因で、借金を抱えてしまう方もいます。
もし負けが続いたとしても、「元手を取り返すまで続けたい」と、ついのめり込んでしまう危険性もあります。せっかく本業で得た収入が、パチンコやスロットで失われてしまうのは非常にもったいないですよね。
パチンコやスロットは大勝ちの可能性もありますが、その分負けた時のリスクも大きくなります。
(3)周囲から努力が認められにくい
パチンコやスロットに関する情報収集をし、期待値計算などの知識を身に付け、更に勝つことができたとしても、周囲からその努力が認められることは少ないです。
パチンコやスロットのようなギャンブルは、たとえ適法であったとしても、一般的にあまり良いイメージがありません。ギャンブルをしているだけで、周囲に「お金にだらしない」「節度がない」という印象を与えてしまう可能性もあります。
そのためパチンコやスロットを副業とした場合、「自分や周囲の役に立っている」という達成感はあまり感じられないかもしれません。
パチンコ・スロットで勝ったら確定申告が必要
パチンコやスロットで収入を得た場合は確定申告が必要となります。
会社から支給されている給与に関しては、会社が確定申告をしてくれます。そのため会社員の方は、毎年年末調整の書類を準備していますよね。
副業で得た収入にかかる所得税の申告は自分でしなくてはいけません。
所得税は利益に対して課税されます。パチンコやスロットを副業とする場合は、20万円または50万円を超える利益が出た場合に、確定申告が必要となります。
「たまにパチンコやスロットをする」という方は、パチンコやスロットで得た利益は基本的に一時所得とみなされます。一時所得の場合は、50万円の利益が出た場合に確定申告が必要です。
「パチンコやスロットで生計を立てている」というケースでは、雑所得とみなされる可能性が高くなります。もし雑所得に分類される場合は、20万円を超える利益が出た場合に確定申告が必要となります。
「パチンコやスロットで勝っても黙っていれば分からない」と思うかもしれませんが、それは脱税行為であり、犯罪です。あなたの信用にも関わる重大な問題となる可能性もあるということを覚えておいてくださいね。
もし確定申告について疑問がある場合は放置せず、ネットで調べたり、所轄の税務署の方に確認するとよいでしょう。
【評価】パチンコ・スロットの副業は儲かる?
拘束時間 |
1 |
基本的に長時間作業になる |
時給効率 |
2 |
当たりがいつ出るかによって変わるが、時給効率はさほど高くない |
初期投資 |
1 |
常に投資が必要となる |
稼げるまでの時間 |
2 |
勝ち続けるのは難しく、一度稼げても次も稼げるとは限らない |
スキルアップ |
1 |
他の仕事に活かせるようなスキルを身に付けるのは難しい |
パチンコやスロットで稼ぎ続けるのは、他の副業に比べて難しいです。たとえ一度勝てたとしても、そのあと負け続けて結局収支がマイナスになることも。
パチンコやスロットは完全に運任せというイメージを持たれることが多いですが、勝つためには知識や忍耐を必要とします。
また、副業をするメリットである「スキルアップ」や「人脈づくり」については、あまり期待できません。
もちろん、パチンコやスロットをすること自体を悪く言うつもりはありません。ただ、パチンコやスロットを副業とする場合は、破産しないよう、節度をもって取り組む必要があることを覚えておいてくださいね。